この記事では、最も覚えるべき優先度の高いメジャースケールの具体的な練習方法や覚え方を解説しています。
今回は特にその中でも基本の【Cメジャースケール】を覚えていきましょう!
「Cメジャースケールって何??」という方は先にこちらの記事(Cメジャースケールをギターで弾いてみよう-ドレミファソラシド)をお読みください。丁寧に分かりやすく解説しています。
Cメジャースケールのギター指板図での覚え方
指板図はクリック/タップで拡大できます。
Cメジャースケールの覚え方はいくつかありますが、ここでは2つの方法を解説していきます。
その1.形でまとめる覚え方
その2.ブロックでまとめる覚え方
以下に指板図と共に、順に解説していきます。
まず読んでみて、あなたに合った覚え方で練習してみてください。
その1.形でまとめる覚え方
指板上に広がるCメジャースケールを、やみくもに一気に覚えようとしても中々難しいです。
そこで、「その1.形でまとめる覚え方」です。Cメジャースケールを3つの形で捉えて、「CDEFGABC(ドレミファソラシド)」を色んなポジションで弾き、形で覚えていく方法です。
下記の形1のギター指板図を見ながら弾いてみてください。クリック/タップで拡大できます。
スケールを覚える際に重要なことは、主音(トニック)の位置を覚えつつ、トニックを中心にスケールがどのような位置に広がっているか(どのような形になっているか)、を意識しながら弾くことです。
今回は「Cメジャースケール」の覚え方、ですので、トニックはC(ド)の音になります。
また、上行(じょうこう)と下行(かこう)という言葉が出てきますが、上行とは今回の場合、「ドレミファソラシド」の順番に音が上がっていくように弾くことです。逆に下行とは、「ドシラソファミレド」の順番に音が下がっていくように弾くことです。
※余談ですが、上降(じょうこう)・下降(かこう)と表記される場合もありますが、ギターにおいては意味は同じです。
次は形2です。クリック/タップで拡大できます。
先ほどと同様に、色んなポジションで形2を弾いて覚えてみてください。
次は形3です。クリック/タップで拡大できます。
上記の3つの形をトニックの位置を意識しつつ、色んなポジションで弾いて覚えてみてください。
その2.ブロックでまとめる覚え方
続いてギターの指板上でのCメジャースケールの覚え方、「その2.ブロックでまとめる覚え方」です。
Cメジャースケールを3つのブロックに切り分けて、ブロック毎に覚えていく方法です。
まずは下記のギター指板図をご覧ください。クリック/タップで拡大できます。
これも「その1.形でまとめる覚え方」と同様に、トニックの位置を中心に(トニックの位置を意識しつつ)ギターを弾き、ブロック毎に形で覚えていってください。
余談ですが1本の弦につき3音ずつ弾いていくギタープレイを、【スリーノート・パー・ストリングス】と言います。
他にも7つのブロックに分けて覚える方法もありますが、数が多いため今回は3つのブロックでの覚え方をご紹介しました。
記事のまとめと代表からのメッセージ
スケールを覚えるのは大変そうですが、「ギターの指板上のスケールの捉え方」次第で覚えやすさも大きく変わります。
まずは「トニックを中心に、どのポジションでもスケールが見えるようになること」です。そしてスケールを覚える最終的な目標は、覚えたスケールでソロやフレーズ・アドリブを弾いたり、【自由に使いこなせるようになること】です。
「形で覚えていく方法」や、「ブロックで切り分けて覚える方法」などがありますが、これらはあくまでスケールの覚え方の手段の一つに過ぎません。ですのでまずはあなたに合った覚え方で練習してみてください。
ちなみに僕の場合は、「その1.形でまとめる覚え方」でギターを始めたて、高校1年生の頃にCメジャースケールを覚えました。懐かしい思い出です。
この記事があなたにとって少しでもお役に立てたなら最高に嬉しいです。
応援しています!サポートが必要な場合はお気軽に45分間の無料体験レッスンをお試しください。
是非ギターを楽しんでください。頑張ってください!!
オンラインギターレッスン、Dee Music School(ディーミュージックスクール)代表/講師 細野 泰広