ビジュアル系、と聞くと、どういったイメージを持たれますでしょうか?
「男なのになんで化粧してるの?」とか、「演奏技術が無いから見た目で誤魔化している!」とか、そんな偏見を持っている方も多いかもしれませんね。
もちろんインパクトのためという側面もありますが、ビジュアル系と言われるバンドの多くは、その音楽性を表現するためにメイクや衣装を作り込んでいます。
そして、実はその見た目に負けない高い演奏技術を持ったギタリストが多いことをご存知でしたでしょうか?
今回は、日本人なら知っておきたいビジュアル系バンドのギタリストをご紹介します。
見た目だけじゃない!知っておきたいビジュアル系のギタリスト3選
X JAPAN・HIDE
日本の音楽シーンにおいてヘヴィメタルを音楽として初めてお茶の間に届けた?伝説的バンド、X JAPANのギタリスト。
X JAPANではヘヴィメタルギタリストらしいテクニカルかつメロディアスなフレーズで人気を得ていたHIDEさんでしたが、
自身のソロ活動ではパンク寄りのポップで勢いのある楽曲、ユニットとして活動していたZilchではオルタナティブといった、幅広い音楽性を発揮しました。
また、美容師を目指していた経歴からデザインやファッションへの造詣も深く、多くのバンドやアーティストに影響を与えたギタリストです。
LUNA SEA / X JAPAN・SUGIZO
後に続く多くのビジュアル系バンドに影響を与え、現在も精力的に活動を続けるLUNA SEAのギタリスト。
急逝したHIDEさんの後任ギタリストとしてX JAPANに加入したことでも有名ですね。
LUNA SEAにおいてはディレイをはじめとする空間系のエフェクターを駆使した独特の音色と、スライドを多用した流麗で美しいフレーズがトレードマークでしたが、
X JAPANにおけるハイスピードなヘヴィメタルのフレーズも難なく弾きこなすなど、その高い演奏技術は日本でもトップクラスです。
バンドではギターの他にバイオリンを弾くなど、所属するバンドの音楽性を広げ続けるギタリストです。
MALICE MIZER・MANA
現在はソロで活躍するGacktさんが所属していたこともある、クラシックとロックを融合させたバンド・MALICE MIZERのギタリスト。
これぞ本物のビジュアル系!と言っても過言ではない、楽曲、衣装、舞台のどれが欠けても成立しない世界観をリーダーとしてまとめていたのがMANA様でした。
クラシックとロックの融合というと、ギタリストではイングウェイ・マルムスティーンなどが思い浮かびますが、
よりクラシックに寄ったMALICE MIZERの楽曲は唯一無二で、その中でもMANA様のギターが奏でるメロディアスなフレーズが印象的でした。
決して派手ではありませんが、楽曲に寄り添ったプレイスタイルがバンドの世界観を絶妙なバランスで作り上げている、アンサンブルの参考にしたいギタリストです。
知っておきたいビジュアル系のギタリストまとめ
今回はビジュアル系とカテゴライズされるバンドのギタリストをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本の音楽シーンではビジュアル系という言葉はすでに音楽ジャンルとして定着している部分もありますが、
そもそも『ビジュアル』とは見た目のことを表すため厳密には音楽ジャンルを表す言葉としては成立しません。
また、元々はHIDEさんが言った『PSYCHEDELIC Violence crime of visual shock』という言葉がビジュアル系の語源と言われていて、
このことからも特定の音楽ジャンルを示したものではないことが分かりますね。
見た目で誤解しがちですが、ビジュアル系バンドにはさまざまなジャンルのバンドがいるので、これを機会に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
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