このページでは「右手のピッキング強化」を主体にフレーズを練習していきましょう。
ピッキングをメインとするため、左手の動きはシンプルです。
基礎部分は繰り返しの練習が大切です。
早速弾いていきましょう。
右手ピッキング強化練習フレーズ
5弦だけを連続してピッキングする練習です。
左手は開放弦以外の部分は、全て人差し指で押さえます。
※最初はダウンピッキングだけで始め、慣れてきたらオルタネイトピッキングで弾いてみてください。
※メトロノームを使ってゆっくりから始め、徐々にテンポを上げていきます。
余裕のある方は5弦以外の他の弦でも試してみてください。
各弦の太さが異なるため、ピッキング時のピックが弦に当たる感触も少し変わります。
次に左手はEコードを押さえたまま固定し、右手だけが4音ずつ弦移動するパターンです。
★右手の手刀部分をブリッジに置いて弾くと、ピッキングが安定します。
こちらのフレーズもメトロノームを使い、徐々にテンポを上げていきます。
最初はダウンピッキングのみで、次にオルタネイトピッキングで弾いてみてください。
余裕のある方は、オルタネイトピッキングで弾くとき、アップピッキングから始めるパターンも練習してみてください。
通常ギターを始めたての方がオルタネイトピッキングをする時、ダウンピッキングは強く、アップピッキングは弱くなりがちです。
アップから始めることによってアップピッキングの強化に繋がります。
ダウン・アップ、どちらも均等の強さで弾けるようになることが理想です。
弦飛びピッキングフレーズ練習
ここでは弦移動の際に、弦をまたいでピッキングする練習をします。
弦飛びピッキングや弦飛びフレーズ、ストリングスキッピング(=スキッピング)とも言います。
左手の形はほぼ同じです。
6弦は全て人差し指、3弦と4弦は小指で押さえます。
こちらのフレーズもメトロノームを使い、ゆっくりから徐々に早くしていきます。
最初はダウンで、慣れてきたらオルタネイトピッキングで弾いてみてください。
次は、より実践的なフレーズです。
コードを押さえ、スキッピングも交えながら弾いていきます。
通常の楽曲の中ではコードが変わっていきますが、ここでは右手強化に特化しているため、1つのコードだけで弾いていきます。
左手はCコードを押さえたままで固定します。
右手は同じくまずはダウンピッキングでゆっくりから始め、慣れてきたらオルタネイトピッキングで練習します。
Cコードが難しい方は、他のコードに変えて弾いてみてください。
(AmコードやEコード等。)
最終的には譜面だけを見て、手元を見ないで弾けるようになるのが理想です。
補足:アウトサイドピッキング&インサイドピッキング
ピッキングには、「アウトサイドピッキング」と「インサイドピッキング」というものがあります。
アウトサイドピッキングとは、フレーズを弾く時
2本の弦の外側を弾くピッキングの事です。
赤色の下線部分がアウトサイドピッキングです。
逆にインサイドピッキングとは、フレーズを弾く時
2本の弦の内側を弾くピッキングの事です。
赤色の下線部分がインサイドピッキングです。
オルタネイトピッキングでフレーズを弾く時、大抵どちらのピッキングも出てきます。
アウトサイドピッキング、インサイドピッキング、両方ともスムーズに弾けるようにする事で、クリアでノイズの少ないピッキングで速いフレーズを弾けるようになります。
オルタネイトピッキングをする時に、何となく弾くのではなく、これらのピッキングを意識して弾くことが大切です。