このページでは「バレーコード(=セーハコード)」を練習していきましょう。
ここでは今後かなり役立つ4種類のバレーコードが出てきます。
「バレー(=セーハ)」とは、1本の指で複数の弦を押さえる事です。
バレーコード(=セーハコード)とは、バレー(=セーハ)を含んだコードの事を言います。
1つのバレーコードを押さえられるようになると、同時に他の音名のバレーコードも押さえられるようになり、一気にコードの幅が広がります。
この事についてはこのページの下部にて解説しています。
6弦に主音がくるバレーコード2種類の基本
まずはFメジャーコードを例に練習してみましょう。
1fの部分は人差し指1本で押さえてセーハします。
●の部分はコードのルート音(主音)になります。
主音の部分も人差し指で押さえます。
今回はFコードですので主音はFの音になっています。
まずは押さえて全弦を鳴らしてみましょう。
どこか鳴っていない弦があれば、形や押さえる位置を少し変えてみてください。
人差し指以外の指はしっかりと立てて、隣の弦に触れないようにします。
実際のFコードを押さえた写真も確認してみましょう。
ここでセーハする時のポイントを見てみましょう。
①人差し指の表面では無く、若干人差し指の親指側の側面で押さえると鳴りやすくなります。
②写真では見えていませんが、親指は人差し指の裏にあります。人差し指と親指でネックをしっかりと挟み込んでいるイメージです。
③隣の弦に触れて音を消してしまわないように、各指はしっかりと立てます。
④フレットに近い部分を押さえると、比較的軽い力で押さえて鳴らすことができます。
以上の事を踏まえ、まずは1週間毎日15分でも良いので押さえる練習をしてみてください。
人によって手の大きさ等も異なりますので、押さえ方を少し変えたり修正して練習してみてください。
工夫しながら練習すること、諦めないことが一番大切です。
初めての方は指も痛くなることもあるかと思いますが、毎日少しずつ工夫しながら弾いてみてください。
1週間ほど弾いていると指で押さえ方を覚え、次から楽に鳴るようになります。
次はFマイナーコードです。
コードの主音は同じくFの音です。
先程のコードは、「6弦に主音がくるメジャーコード」でしたので、次は「6弦に主音がくるマイナーコード」を弾いてみましょう。
★先程のFメジャーコードの中指を外すだけです。
押さえ方やコツは上記のFメジャーコードを同様です。
まずはコードは形で覚えてしまいましょう。
5弦に主音がくるバレーコード2種類の基本
次に「5弦に主音がくるメジャーコード」と「5弦に主音がくるマイナーコード」を練習してみましょう。
これらのコードもまずは形で覚えてしまいましょう。
まずは「5弦に主音がくるメジャーコード」です。
今回は5弦3fに主音がくるCメジャーコードです。
3fは人差し指1本で押さえ、5fは薬指1本で押さえます。
最初は薬指が1弦に触れてしまったりしますが、指の角度等を少しづつ変えながら弾いてみてください。
6弦の「×」は6弦は鳴らさない、と言う意味です。
人差し指の先で軽く触れて、弾いても音が出ないようにミュートします。
次に「5弦に主音がくるマイナーコード」です。
同じく5弦3fに主音がくるCの音を主音にして弾いてみましょう。
Cマイナーコードです。
先ほどと同様に6弦は人差し指の先でミュートします。
押さえ方のコツは先程のFメジャーコードの時と同様です。
各指をしっかりと立てて隣の弦に指が触れなてしまわないように注意してください。
以上の4種類のコード
「6弦に主音がくるメジャーコード」
「6弦に主音がくるマイナーコード」
「5弦に主音がくるメジャーコード」
「5弦に主音がくるマイナーコード」
を覚えてしまうと他のコードも一気に弾けるようになります。
つまり、コードの形は同じなので、形はそのまま位置をずらすだけで他のコードが弾けるようになります。
例えば「6弦に主音がくるメジャーコード」の主音の位置を6弦3fにずらすだけで、Gメジャーコードが弾けるようになる、といった具合です。
必ず役立ちますので今回の4種類のコードは是非覚えておいてください。
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